【セッティング】ドラムのセッティングは何をする?どうすればいい?

ドラムを演奏する前、自分が叩きやすいようにセッティングを調整することが重要です。

このページでは、セッティングではどんなことを気にして
どのようにすればいいのかを初心者向けに解説します。

セッティングは自分の近くから始める

セッティングは、ドラムを演奏する人の中心からしていくのが基本です。
近い部分から調整していくことで、
効率よく叩きやすいセッティングをすることができます。

椅子の高さを合わせる

まず、ドラムの椅子の高さの調整から始めるようにしましょう。

椅子の高さによって叩きやすいタムの角度やシンバルの高さが変わりますので
椅子を標準にするべくいちばんはじめにするのをオススメします。

足裏全体を床につけて脚を折り曲げて座ったときに
膝の角度が90度以上になるような高さにします。

90度より小さいと足に力が伝わりにくく
バスドラを踏みにくくなるためです。

まずは90度くらいになるように調整して
演奏していくうちに好みの高さへ調整していくのがいいでしょう。

スネアとハイハットの位置・高さ調整

続いてスネアとハイハットの位置と高さを調整します。
スネアとハイハットはいずれも使用頻度が高いので
優先して調整するのがいいです。

ドラムの各部の名称がわからない人は
次の「楽譜の読み方」解説ページを見てみてください。

スネアの高さは、椅子に座って左腕でスティックを振り下ろしたとき
ひじの角度が90度くらいになるような高さにします。
90度がもっとも負担なく腕の力がスネアに伝わりやすいからです。

スネアの位置は、腕を振り下ろしたときに
スティックの先端が打面の中心に来るように調整します。

スネアの角度は打面と床が平行になるようにすると
音が響きやすいです。
ただオープンリムショットやクローズドリムショットがしやすいような角度に
お好みで調整しましょう。

ハイハットに関しては、スネアの高さより高くなるように調整します。

スネアと合わせて鳴らしたときに
腕がぶつかり合わない程度の高さにするといいでしょう。

ちなみにハードロックの人は
ハイハットもクラッシュシンバルも高くすることが多い印象です。

ハイハットの開け幅に関しては
次のリンク先で詳しく解説しているのでご覧ください。

タムタムは平行にするのが脱初心者への近道

スネアと同様、タムタムも打面と床が平行になるようセッティングすると
音が響きやすくなります。

ただしバスドラムの上に設置するハイタムとロータムは
手首をうまく使えるようにならないと
金属にスティックが当たってうまく鳴らすことができません。

慣れないうちは自分のほうに少しだけ傾けるように
セッティングしてもいいでしょう。

このとき、バスドラムとタムタムを接触させないようにしてください。
接触しているとバスドラムの振動により
タムタムの接続部がダメになってしまうからです。

タムの数はセッティングにより変更することもできます。
詳しくは次のページを読んでみてください。

クラッシュシンバルは平行にセッティングする

最後にクラッシュシンバルです。
クラッシュシンバルもタムと同じように
シンバルと床が平行になるようにセッティングすると見栄えがいいです。

ねじが硬くて回せないときはスティックを使って
簡単に緩めることができますよ。

シンバルを平行にすると見栄えだけでなく、シンバルを傷つけることなく
大きな音を響かせることができます。

ただスティックの角度によってはスティックが折れやすくなるので
注意が必要です。

クラッシュシンバルの叩きやすさを考慮して
シンバルスタンドごと移動させて位置の調整をしてくださいね。

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Posted by ぴんりこ