【初心者ドラマー必見】ドラム楽譜の読み方

ドラムを始めたての人が曲を演奏したい場合、ドラムスコアを利用することが多いと思います。
ここではドラムマスターへの道で紹介しているドラム楽譜の読み方を解説していきます。

ドラムセットの全体図と楽譜の割り当て

ドラムセットの名称とスコア表記

ドラムセットの全体と、各部の名称を1枚の写真にまとめました。
楽譜の読み方がわからなくなってしまったとき、この写真を見て確認してみてください。

ここからは、各部位について詳細に説明していきます。

クラッシュシンバル

クラッシュシンバル

5線譜の上にはみ出している×印では、クラッシュシンバルを鳴らします。

クラッシュシンバルより1本上の位置に、シンバルが記載されている場合もあります。
曲や楽譜にもよりますが、その場合はスプラッシュシンバルやチャイナシンバルを鳴らします。

スプラッシュシンバルやチャイナシンバルは多くのスタジオで設置されていないことが多く、
初心者にとっては購入のハードルが高いと思いますので、
ない場合はクラッシュシンバルを代わりに鳴らすのでOKです。

ハイハットシンバル

ハイハットシンバル

5線譜の1番上の線に接するように表記されている×印は、ハイハットシンバルです。

ハイハットは2枚のシンバルが重なり合っているシンバルで、
左足のペダルを踏むことでシンバルの重なり具合を調整して音色を変えられる楽器です。

ハイハットシンバルの×印の上に「〇」が書かれているときは、
左足のペダルを踏まないで2枚のシンバルがよく響き合うようにして演奏します。
「オープンハイハット」とも呼ばれます。

一方、×印の上に「+」が表記されている場合は
左足のペダルをよく踏み、2枚のシンバルがくっついた状態でスティックで叩きます。
「クローズドハイハット」と呼ばれています。

×印の上に何も書いていない場合は、シンバルを閉じた状態で鳴らす「クローズドハイハット」です。

ライドシンバル

ライドシンバル

5線譜の1番目の線の上に表記されている×印は、ライドシンバルです。

ライドシンバルは一般にクラッシュシンバルより大きく、厚いシンバルです。

ドラムマスターへの道以外の楽譜では、表記方法が異なる場合がございますので
楽譜の表記方法の説明を読んだり、実際に曲を聴きながら楽譜を読んだりして確認してくださいね。

スネアドラム

スネアドラム

5線譜の上から2本目と3本目の間にある音符は、スネアドラムを意味しています。
黒丸で表記されている場合は、スティックで太鼓の中央を叩きます。

×印で表記されているときは、スティックでスネアドラムの縁の金属を鳴らします。
これを「リムショット」と言います。
曲の静かな部分で使われることが多い演奏法です。

バスドラム

バスドラム

5線譜の下から1番目と2番目の間にある黒丸の音符は、バスドラムです。

バスドラムはスティックではなく、ペダルを使って足で鳴らします。
ペダルを踏むとペダルについている「ビーター」という先端がフェルト生地になっている棒が
バスドラムに当たり、音が鳴るようになっています。

ペダルハイハット

ペダルハイハット

バスドラムと同じ位置に、×印で書かれている音符はペダルハイハットです。

×印の書いてあるタイミングでハイハットのペダルを踏み、
ハイハットをクローズさせて音を鳴らします。

ジャズで2拍目と4拍目に踏まれることが多い部分です。

タムタム

タムタム

今まで紹介してきた音符以外のところに書かれている黒丸はタムタムです。
多くのスタジオにある3種類のタムタムの表記方法は以下の通りです。

ハイタム :5線譜の上から1番目と2番目の間
ロータム :5線譜の上から2番目の線の上
フロアタム:5線譜の上から3番目と4番目の間

音の高いものほど、5線譜の上の方に表記されると覚えるといいでしょう。

まとめ

ドラムの楽譜の読み方を覚えれば、音源では聞き取りにくい部分を理解したり
他のドラマーにフレーズを伝えたりすることができます。

本ページがドラムスコアの読み方の参考になれば幸いです。

Tips

Posted by ぴんりこ