初心者ドラマーに電子ドラムは必要？

いろんなものを買い揃えていく初心者ドラマーの皆さん
電子ドラムを買うかどうかで悩んでいませんか？

ドラムを始めてから約1年で電子ドラムを買い
5年目には手放した私の経験から
必要性について吟味していきましょう。

電子ドラムがなくてもいい理由①騒音振動対策が大変

置き場所を何とか確保したとしても
自宅で練習するうえで厄介になるのが騒音と振動です。

生ドラムより電子ドラムのほうが音は小さいとはいえ
パッドを叩く音はよく響きます。

私は当時木造一戸建ての3階の部屋に電子ドラムを置いて練習していましたが
家の外までドラムの音が響き渡っていました。笑

またキックペダルを踏むと階下へ振動が響きます。
電子ドラムを演奏していたときは階下までよく振動が伝わり
家族はすぐに私が練習していることに気付くくらいでした。

振動吸収マットなるものも市販されていますが
正直あまり効果は期待できません。

ドラムではありませんが
振動吸収マットを木造マンションに敷いてタップダンスの練習をしたとき
すぐに階下から苦情がきてしまいました…

このように騒音振動に関しては本当に対策が大変です。

電子ドラムのパッドと生ドラムの打面は跳ね返り方が違います。

また生ドラムのように、同じスネアドラムでも叩く位置や叩き方を変えて音色を調整するというようなことが
電子ドラムでは難しいです。

電子ドラムと生ドラムは全く別物であると考えた方がいいです。

また①で述べた騒音振動問題を気にして抑えめに叩く癖をつけてしまうと
生ドラムで思い切った演奏ができなくなってしまいます。

これに気付いた私は電子ドラムよりも生ドラムで練習することが多くなってしまい
最終的に電子ドラムを手放すことにしました。

ここからは電子ドラムの利点について述べていきます。

電子ドラムは生ドラムとは異なり、様々な音色効果をつけることができます。

生ドラムのように叩き方による細かい調整はできないものの
電子ドラムでは音作りを工夫すれば無限に近い音色をつくることができます。

家に電子ドラムがあれば外に出かけなくてもドラムを演奏することができます。

私はよく部屋着のままドラムの練習をしていました。

またYouTube向けに「叩いてみた」演奏動画を撮影しやすいですよね。
実際、電子ドラムで演奏動画をあげている人は多いです。

以上の通り、電子ドラムにはメリットデメリットがあることがわかったと思います。

もし電子ドラムを購入しようか悩んでいる人は、使用目的を考えてみてください。

「生ドラムの練習用に」と考えている人には
電子ドラムを購入するお金を
スタジオ代に回して生ドラムで練習することを強くおすすめします。