【ドラム演奏のコツ】赤い公園「オレンジ」
赤い公園の「オレンジ」のドラム解説をします。
オレンジは、ドラマ「時をかけるバンド」の主題歌兼劇中歌として
2020年に赤い公園の津野米咲さんが書き下ろした楽曲です。
押さえておきたいフレーズ
ここからは演奏のポイントをお伝えします。
オレンジの楽譜を見ながら、練習する際の参考にしてみてくださいね。
1番Aメロ
1番のAメロでは、1小節にハイハットを4回鳴らし、
ハイハットの1つ目の音と、3つ目と4つ目の音の間にバスドラムを鳴らします。
難しいポイントは、2回目のバスドラムを
ハイハットと異なるタイミングで鳴らさなければならないところだと思います。
できるようになるコツは、
「1小節を8等分にし、1~8のカウントに合わせてゆっくり練習すること」です。
1番Aメロのフレーズにカウントを振ると以下の赤字のようになります。
1~8を声に出して数えながら、両手と右足を上記のフレーズに合わせて動かしてみましょう。
ゆっくりできるようになったら徐々にテンポを上げていきましょう。
2回目のバスドラムは、曲の疾走感を表現するうえで非常に重要な役割を担っています。
少し難しいかもしれませんが、演奏できるように頑張りましょう♪
Bメロ
Aメロやサビでは2回目と4回目のハイハットの位置でスネアを鳴らすのに対し、
Bメロでは3回目のハイハットの位置でスネアを鳴らします。
スネアの数が半減することにより、
同じテンポではあるもののテンポが半減したように聞こえる効果があります。
テンポを崩しがちなポイントであるため、
リズムキープできるようにメトロノームを使いながら練習していきましょう。
2番Aメロ後半
2番のAメロの後半は、1番のAメロとは一部スネアとバスドラの位置が異なります。
これも1小節内に1~8のカウントを振り、
ゆっくりしたテンポから練習することをオススメします。
フィルイン
フレーズの変わり目には、飾りのフレーズであるフィルインが入っています。
フィルインは基本のフレーズとは違う動きをするので、
ドラムを始めたての人は特に演奏するのが難しいと感じるかもしれません。
入門編の楽譜ではフィルインを演奏しやすく音数を減らしていますが
それでも難しいと感じる場合には、楽曲を聞いてみて
印象的だと感じた音のみ拾って演奏してみましょう。
フィルインがあると楽曲に彩りが出ますが、
ドラム演奏では「一定のテンポで1曲を演奏しきること」が最優先事項です。
1曲演奏しきることができれば自信がつき、
細かいフィルインにも挑戦してみようと感じやすいと思いますので
まずは1曲通して演奏してみましょう!