【ドラム演奏のコツ】The SALOVERS「喉が嗄れるまで」

喉が嗄れるまでアイキャッチ

The SALOVERSのラストアルバム「青春の象徴 恋のすべて」に収録されている
「喉が嗄れるまで(のどがかれるまで)」。
青春を感じさせる歌詞と疾走感のあるメロディーが印象的な曲です。

ドラムはシンプルなフレーズで構成されているため、初心者にも比較的挑戦しやすい楽曲です。

本ページでは入門編の楽譜の演奏のコツを解説していきます。

ライドシンバルを激しく鳴らそう

この曲では、ライドシンバルを鳴らすフレーズが多く登場します。

ライドシンバルは叩き方によって音の鳴り方を大きく変えることのできる楽器です。

スティックのショルダーを使い、
ライドシンバルに対して平行に近い角度からスティックを下ろす:力強い音

スティックのチップを使い、
ライドシンバルに対して斜め上からスティックを下ろす:繊細な音

喉が嗄れるまででは、疾走感を出すために前者の力強い音で演奏していきましょう。

1番Aメロのハイハットオープンのタイミングをつかもう

1番のAメロでは、1小節目の最後の裏拍でオープンハイハットを鳴らし、
2小節目の頭でハイハットを閉じて音を消します。

楽譜だけを見てどのようなリズムになるか想像しにくい人は、
まず音源を聞いてリズムを確認しましょう。

The SALOVERS「喉が嗄れるまで」

リズムがなんとなくつかめたら、ハイハットの音の動きを口ずさんでみましょう。

口ずさんでみるとハイハットのオープン・クローズのタイミングがつかみやすくなり
演奏しやすくなりますよ。

Bメロのキメ部分のリズムをつかもう

Bメロのドラムフレーズは2小節で1セットのような構成になっています。

このフレーズでポイントとなるのが、
1小節目のシンバルのタイミングと
2小節目のハイハット・スネアのタイミングです。

いずれも裏に音が入るフレーズですので、
テンポが崩れやすかったりタイミングが合わなかったりします。

このフレーズも口ずさんでリズムを覚えてから練習するのが効果的です。

ラスサビ入りの2小節に注意

ラスサビの入りの2小節は注意が必要です。

ほかのサビ部分とは違う、飾りのドラムフレーズから始まります。
特に1小節目の1拍目は休符ですので、間違えてシンバルを鳴らしてしまうと
せっかくのバンドのキメポイントで悪目立ちしてしまいます。

うっかり忘れて1番、2番のサビと同様に入らないよう、緊張感を持って演奏しましょう。

ラスサビ後半はテンポキープを意識して

ラスサビ後半では、手と足が交互に動くようなフレーズになります。

裏にバスドラを入れるのが苦手な人は、このようなフレーズでテンポが乱れてしまいがちです。

まずは表拍のシンバル・スネアをテンポキープして演奏できるように意識し、
その間にバスドラを入れ込むよう練習していきましょう。

最後に

「喉が嗄れるまで」は疾走感が重要な楽曲ですので、
どちらかというと少し前のめり気味に演奏していきましょう。

初心者にとって、速く連打するのは難しいと思います。
それでも音数を減らせば、このような疾走感のある曲が演奏できるようになりますよ。

まずは1曲を演奏しきることを目標にし、
自信をつけてから徐々にレベルアップしていきましょう。