【ドラム演奏のコツ】DISH//「勝手にMY SOUL」

アニメ銀魂のオープニングテーマとしても知られる、DISH//の「勝手にMY SOUL」。

テンポは少し速いですが、シンプルなフレーズが多くドラム初心者にも挑戦しやすい楽曲です。

DISH// – 勝手にMY SOUL [Official Live Video]

イントロが最難関?!

ここからは入門編の楽譜を解説していきます。
お手元に楽譜を準備して読んでみてください。

勝手にMY SOULのイントロのドラムは、
特にほかの楽器とリズムを合わせないとかっこ悪くなってしまう部分であるため
もっとも注意して演奏しなくてはいけないところかもしれません。

始めの2小節では、ギターのフレーズと同じリズムでバスドラムかスネアを鳴らします。
特にバスドラムの鳴らすタイミングがずれやすいと思いますので、
ギターのタイミングに注意して合わせるように練習しましょう。

3小節目からはシンバル類が入ってきてにぎやかになります。
スネアの鳴るリズムが演奏の肝になりますので、
スネアは特にテンポよく鳴らしていきましょう。

最後の2小節は再びシンバル類がなくなり、スネア・フロアタム・バスドラムの低音ゾーンになります。
(バスドラム1回+スネア・フロアタム2回)×4セットと分けて考えると
覚えやすいと思います。

メインのフレーズは「裏打ち×4つ打ち」

勝手にMY SOULでは、「裏打ち×4つ打ち」がメインのフレーズとなります。

「裏打ち」とは、裏拍でハイハットなどのシンバル類を鳴らすフレーズのことです。
「4つ打ち」は表拍にバスドラムを鳴らすことを指します。

裏打ちと4つ打ちは組み合わせて使われることが多く、
勝手にMY SOULも「裏打ち×4つ打ち」がメインとなっています。

「裏打ち×4つ打ち」はダンスビート感あふれるリズムを表現することができます。
ダンスロックバンドであるDISH//の楽曲にぴったりなフレーズです。

このフレーズをマスターすれば、DISH//の他の曲はもちろん、
他のバンドのノリのいい楽曲も演奏できるようになるのでぜひ習得しましょう。

Bメロは交互に

Bメロの頭2小節では、シンバル・スネアとバスドラムを交互に鳴らします。

スネアを均等のリズムで鳴らすことを意識し、その間にバスドラムを鳴らすことを考えると
演奏しやすいのではないでしょうか。

3・4小節目はAメロと同じように「裏打ち×4つ打ち」のフレーズです。
裏打ちのシンバルが、ここではライドシンバルになります。

原曲ではライドシンバルが「カンッ」と高い音に聴こえます。
これはライドシンバルのカップの音です。

カップとはシンバルの中央の盛り上げっているところです。
余裕のある人はライドシンバルのカップを鳴らすようにしましょう。

2番のAメロは1番とは雰囲気を変えて

2番のAメロでは1番とは異なり、フロアタムでリズムを刻みます。
クールな印象になり、雰囲気ががらりと変わりますよね。

特に2小節目で裏に入るバスドラムが楽曲のノリの良さを出しますので
テンポよく鳴らすよう意識しましょう。

ギターソロ前では音にメリハリをつけよう

ギターソロ前の演奏のポイントは、2小節目の1拍目に入るクラッシュシンバルです。
2回鳴らした直後にクラッシュシンバルを手で押さえ、音が伸びないようにします。

こうすることで音にメリハリがつきかっこよくキマります。

クラッシュシンバルを手で押さえるのが大変だという人は、
代わりにオープンハイハットを鳴らしてから足でハイハットを閉じて音を止めてみましょう。

ギターソロの部分はお祭り気分で

ギターソロのパートは、なんだかお祭りのようなリズムですよね。
この「お祭り感」を出すのに重要なのが、16分音符で入るスネアドラムです。

バスドラムとシンバル類を表拍に鳴らすことを意識し、
その直前にスネアドラムを滑り込ませるように演奏してみましょう。

跳ねたリズムとなり、一気にお祭り感が出ると思います。

まとめ

楽曲全体を通して踊りたくなるようなリズムになっている「勝手にMY SOUL」。

ぜひ軽やかに演奏して、踊りたくなるようなリズムを表現してみてください。

より原曲に近い演奏をしたい人は、完コピ版の以下の楽譜に挑戦してください。