【シンバル消音】クラッシュシンバルの音を「シュパッ」と鳴らした後すぐに消す奏法

クラッシュシンバルを「シュパッ」と
鳴らした直後に音を止める奏法があります。

手で鳴らしたシンバルを触ることで音を止めますが
失敗するとシンバルで手を負傷することがあるので注意が必要です。

このページでは、音の止め方の練習方法を解説していきます。

シンバルの揺れ方を見る

手でシンバルをつかむ前に
スティックで叩いた後のシンバルの揺れ方を観察しましょう。

スティックで触れた部分から下に揺れ始め
一定まで下に下がった後は反対方向に揺れ始めます。

音をシュパッと止めるためには
最初少し下に下がったところのシンバルを手で掴みます。

観察してみるとスティックがシンバルに触れてから手で止めるべきポイントまで
時間がほとんどないことがわかると思います。

ゆっくりシミュレーションする

止めるタイミングがわかったら
ゆっくりのスピードでシミュレーションしてみましょう。

まず、どちらの手でシンバルを鳴らし
どちらの手でシンバルを止めるかを決めます。

私はたいてい右手でシンバルを鳴らすので
音を止める奏法のときも右手でシンバルを鳴らして左手でシンバルを止めます。

スティックをシンバルに沿わせるように動かしシンバルがゆっくり下に動くようにします。

シンバルが下に動いたタイミングで、シンバルを手で掴みます。

慣れてきたらスティックの動きを速くしていきましょう。

シンバルに沿わせっぱなしにしないで、実際に音を鳴らして練習すると完成に近くなります。

スティックと止める手の位置は離す

シンバルを鳴らすスティックと
シンバルをつかむ手の位置はできるだけ離すようにしましょう。

シンバルを鳴らそうとスティックを振り下ろしたときに
誤って手を打ってしまうことを防ぐためです。

私自身、何回か手をスティックで打ってしまい痛い思いをしたことがあります…

実際の曲の中で使うために手の動きを組み立てる

楽曲の中で演奏するときは
前後にフレーズが入っていることがほとんどです。

リズムを崩さないためには
前後のフレーズからどう両手を動かしていくか計画を立てるといいでしょう。

両手の動かし方の計画を立て
その計画に合わせてスローテンポから練習していきます。

慣れてくれば瞬時に頭の中でこれができるようになりますので
慣れるまでは地道に練習していきましょう!

スティックを持ちながらシンバルを止めるには?

前後のドラムフレーズへスムーズに演奏を繋げるためには
スティックを持ったままシンバルをつかむといいでしょう。

私の場合、シンバルを掴む直前に指で手の内側にスティックを押し込み
指が動かせるようにします。

左手の場合の写真を載せておきます。
親指の付け根だけを使ってスティックが落ちないように持ちます。

スティックを持ちながらシンバルを持つ手

シンバルの音を止めることができたら
指を閉じた状態で指側が下にくるように腕の向きを変え
重力でスティックを指側に寄せることでスティックを持ち直しています。

Tips

Posted by ぴんりこ