【ミュート】スネアドラムに載せるドーナツ型のプラスチックって何?
ライブ会場でドラマーが白いドーナツ型のプラスチックを持っていたり
スタジオでスネアドラムの上にプラスチックが置かれていたのを見たことはありませんか?
これは「スネアの音を変化させる」ために使う「ミュート」の道具です。
ミュートとは?
ミュートとは、ドラムが反響していくのをあえて抑えることにより
音色を変えることを言います。
打面にガムテープを貼ったり
まるで熱さまシートのようなゲルシートを置いたり
やり方は様々です。
ミュートの中でも、セッティングが楽にできるのが
冒頭に出てきたドーナツ型のシート、
通称「リングミュート」です。
リングミュートで音色はどう変わるのか
リングミュートを置くと、ドラムの音が響かなくなります。
通常のスネアドラムが「カラッ」「カンッ」といった
『乾いた音』だとすると、
リングミュートを置いたときの音は
「ボッ」というような『こもった音』になります。
窓ガラス越しに音が聞こえるような感じです。
このように音色を変えることで、楽曲の雰囲気をガラッと変えることができます。
たとえば普段は通常スネアで爽やかなロックをしているドラマーが
おしゃれめな楽曲を演奏するときだけリングミュートを置くことにより
雰囲気を変えることがあります。
リングミュートはほかの貼り付けるタイプのミュートよりも脱着が簡単なので
ライブ中にササッとセットすることができます。
ライブで雰囲気を変えたいときに使うのがリングミュートなのですね。